
プロフィギュアスケーターでタレントの安藤美姫(38)が、2日放送の日本テレビ系『上田と女がDEEPに吠える夜』に出演し、華やかな舞台の裏で続けてきた子育てと競技生活の両立について赤裸々に語った。
この日のテーマは「シングルマザーを語る夜」。安藤は、2013年に長女を出産後、一度は現役を退いたものの、その後「未婚の母」として再び競技の世界に戻る決断をした経緯を振り返った。彼女は「産後、体は変わったけれど、自分の中ではまだアイスショーで滑りたいという気持ちが消えなかった」と当時の心境を明かした。
特に注目されたのは、授乳期の過酷な日常だ。安藤は「試合の合間や練習の合間に授乳室に行って、そのままリンクに戻って滑ることもあった」と述べ、子どもを連れずに遠征するわけにはいかないため、海外大会にも乳幼児を同伴していたという。「周りからは『大丈夫?』と言われたが、それしか選択肢がなかった」と語り、表情には子育ての苦労と同時に強い覚悟がにじんでいた。
番組では他のシングルマザーゲストも交え、仕事と家庭の両立の難しさが議論された。安藤は「子どもが小さいうちは特に、自分の時間がまったく取れない。でも、娘が私のスケートを見て喜んでくれる姿が何よりの原動力だった」と、母親としての喜びも率直に語った。
現在、安藤はスケート教室の運営やタレント活動を続けながら、一人娘を育てている。「今は無理をしないと決めている。娘と過ごす時間を最優先に、できる範囲で仕事を選んでいる」と話し、シングルマザーとしてのバランスの取り方に変化が見られたことも示唆した。
華やかなスポーツ界の表舞台の裏で、安藤は「母」としての日々の奮闘を積み重ねてきた。その姿は、同じ境遇に立つ多くの女性たちに共感と勇気を与えているようだ。