
「第1回しずおか映画祭」が5月23日、静岡市の清水文化会館マリナートで幕を開けた。企画・プロデュースを務めたのは、静岡県出身の俳優・磯村勇斗。地元への思いを形にしたこの映画祭は、初日から多くの観客を集め、熱気に包まれた。
1日目の第2部では、静岡・沼津市出身で昨年亡くなった映画監督・原田眞人への追悼特別上映として、彼が手がけた『駆込み女と駆出し男』(2015年)が上映された。原田監督は、静岡を代表する映像作家の一人として知られ、地元からも親しまれていた。
上映後には、同作で“鉄練りじょご”役を熱演した女優・戸田恵梨香が登壇。会場は女性客を中心に満席となり、戸田が姿を見せると大歓声が沸き起こった。戸田は笑顔で手を振りながら「こんなにたくさんの声援をいただいて、本当にうれしい。こんなにリアクションしてくださるお客さまって、なかなかいませんよ」と語り、会場の温かさに感激した様子を見せた。
これに応えて磯村も「静岡の皆さんは本当に温かいんですよ」と笑いながら付け加え、会場の空気をさらに和ませた。初対面だったという磯村に対して戸田は、「映画界を担う、たくましい俳優さんだと感じました」とエールを送り、磯村は恐縮しながらも感激している様子だった。
同映画祭は今後も様々な作品の上映やトークイベントが予定されており、地元映画文化の活性化を目指す。静岡から新しい才能が生まれるきっかけとなるか、今後の展開にも注目が集まる。