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日本オリンピック委員会(JOC)の橋本聖子会長は9日、松本洋平文部科学相と面会し、海外遠征費について国のさらなる支援を要望した。橋本氏は、燃油価格の高騰や円安の影響で競技団体の負担が増しているとし、「非常に厳しい状況。国際競技力向上の観点でも、ぜひお願いしたい」と求めた。
五輪出場権獲得のためには国際大会を転戦してポイントを重ねることや、指定された大会で好成績を収めることなどが必要になる。橋本氏は「2年後のロサンゼルス五輪の予選が始まっている。遠征を控えることをさせてはならない」と訴えた。
味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)の拡充や、東京での開催が決まった都市型スポーツなどのロス五輪予選大会「五輪Qシリーズ」への支援も要請した。松本氏は「要望はしっかり受け止め、応えていけるように一生懸命頑張りたい」と述べた。
橋本氏は面会後、記者団に対し「選手や競技団体が安心して海外遠征に臨める環境整備が不可欠だ」と改めて強調。文科省としても、予算措置を含めた前向きな検討を約束したという。
今回の要望は、2028年ロサンゼルス五輪を見据えた競技力向上策の一環。JOCは今後も関係省庁と連携し、選手支援の拡充を図る方針だ。