t>

関西の私鉄大手・近畿日本鉄道(近鉄)のカラーリングをあしらった電車が4月から東京都内を走行している。この電車を運行するのは大手私鉄の東武鉄道だ。関西圏ではおなじみの塗装が都内に出現したことで、利用者からは驚きの声が上がっている。
東武スカイツリーラインの浅草駅は、国内有数の観光地・浅草寺の雷門の玄関口でもある。近鉄のイメージカラーであるマルーンレッドとシルキーホワイトのツートンカラーがラッピングされた車両には、こんな宣伝文句が記されている。
同業他社の利用を促す異色の内容ということもあってか、車両はひときわ存在感を放つ。利用客からは「思わず二度見してしまった」といった声も上がるほどだ。東武によると、他社が運行する車両の外装を施す取り組みは初めてだという。
私鉄では近鉄が最長、東武が2番目の長さの路線を営業している。両社は令和6年4月から連携し、知名度向上や相互誘客を進めてきた。今回の取り組みはその一環という。
近鉄も今年1月から、東武の通勤用主力車両「8000系」風のラッピングを施した車両を奈良、京都、橿原などの各路線で走らせており、日光や鬼怒川温泉などの観光地をPRしている。
今回、東武で近鉄カラーにラッピングが施された車両は「10030型」の2両1編成。当面の間、東武スカイツリーラインや東武日光線の一部で運行される予定だ。都内だけでなく埼玉県内などでも運行されている車両だけに、幅広い客層に魅力をアピールする存在になりそうだ。
今回のコラボについて東武の担当者は、「車両カラーを交換することで乗客の方に注目してもらい、両社の知名度向上や相互誘客の推進を目指していきたい」としている。(星直人)