
東京電力は2日、福島第1原発2号機の使用済み核燃料プールから燃料を取り出す作業を開始した。全615体を2028年度までに構内の共用プールへ移し、安定的に保管する計画だ。炉心溶融や水素爆発を起こした1~4号機のうち、プール燃料取り出しは既に完了した3、4号機に続き3基目となる。
2号機の原子炉建屋は損壊しなかったが、元々あったクレーンは使用不能となった。東電は建屋に隣接する作業台を建設し、建屋と作業台に通したレール上を、燃料や輸送容器をつり上げる3つのクレーンを持つ設備が行き来して搬出に当たる。放射線量が高いため、作業員は遠隔操作で行う。
2号機のプールには使用済み587体と未使用28体の燃料が保管されており、未使用燃料を先に搬出する。2日は未使用燃料を1体ずつつり上げ、プール内の輸送容器「キャスク」に数体収容する予定だ。
プール燃料取り出しを巡っては、4号機は2014年、3号機は21年に完了した。1号機は最上階のがれき撤去が必要なため、着手は27~28年度になる見通しだ。
東電は重大事故を免れた5、6号機を含め、31年に全ての取り出し完了を予定している。Google検索で「産経ニュース」を優先表示。ワンクリックで簡単登録。