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シーズン途中の異例の就任となった楽天の吉井監督にとって、初陣はほろ苦い黒星となった。昨年まで3年間指揮を執ったロッテを相手に一時リードしながらも、投手陣が打ち込まれて敗北。それでも吉井監督は「みんなが実力を精いっぱい出してくれた」と選手を責めることはしなかった。
自ら考えた打順でさっそく独自色を打ち出した。遊撃には3年目のワォーターズを先発抜擢し、1安打をマーク。若手野手の育成に目を向けた采配について、指揮官は「若い選手も、ある程度のプレッシャーの中でプレーしないと育たないので」と意図を説明した。
リーグ最下位に低迷する要因は投打の両面にある。チーム得点数、チーム防御率はいずれもリーグワースト。シーズン途中の就任となった吉井監督に託された責務は重い。
「可能性がある限りは、てっぺん(リーグ制覇)を目指してやっていく。選手もみんな可能性がある」と指揮官は語る。あくまでも「主役」はグラウンドでプレーする選手たちだと強調した。
複数の球団で指導者として経験を積んできた61歳は、これから楽天で〝吉井カラー〟を浸透させていく。 (浅野英介)