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第一三共、抗がん剤「世界トップ5」への正念場——問われる経営力とエンハーツの次

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Yuki Tanaka
経済 - 05 8月 2026

今年5月29日から6月2日まで開催された世界最大級のがん国際学会・ASCO(米国臨床腫瘍学会)の年次総会には、がん研究者や製薬企業関係者ら約4万5000人が集結。がん治療の最先端の知見が相次いで発表された。

会場の企業展示エリアで最も目立つ入り口付近に、国内製薬3位の第一三共が巨大ブースを構えた。スイスのノバルティス、米ジョンソン・エンド・ジョンソンといったメガファーマ(巨大製薬企業)と並び、学会の最上位スポンサー「プラチナスポンサー」にも名を連ねる。

第一三共は10年前まで、高血圧症薬や抗潰瘍剤、抗凝固剤といった慢性疾患薬を国内市場中心に展開する企業だった。しかし現在は世界的な抗がん剤メーカーへの転換を掲げ、事業構造を急速に組み替えている。2015年度に日本の売上高が約6割を占めていたが、今では約7割を海外が占めるまでに変化した。

5月には、2030年度までにがん領域だけで売上高2.3兆円、2035年までに「世界トップ5」の抗がん剤メーカーを目指すと宣言した。世界の抗がん剤市場をリードするのは、「キイトルーダ」を展開する米メルクグループや、小野薬品と「オプジーボ」を手がける米ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMS)といったメガファーマだ。

第一三共のがん領域の2025年度売上高は約9500億円。世界ランクでは10位台後半にとどまる。ここから10年でトップ集団へ食い込むという青写真は、大風呂敷にも映る。

だが、同社の研究開発本部長の阿部有生氏はこの見立てを冷静に否定する。「私なりに他社分析をした結果、恐れるような目標ではないという考えだ。今の研究開発を進めていけば、”通過点”として、トップ5はおのずと達成できると強い自信を持っている」(同)。

この自信の裏側に、どんな戦略があるのか。世界トップ5入りを狙う第一三共に足りないピースとは。次ページ以降で、“全振り戦略”の中身とその実現可能性を詳細に分析していく。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、東洋経済オンラインの記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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