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11月の米中間選挙の候補を選ぶ共和、民主両党の予備選が4日、中西部ミシガン州などで投開票された。同州の民主党連邦上院議員予備選は接戦となり、開票作業が5日までずれ込んだ末に急進左派のエルサイド氏が勝利を確実にした。複数の米メディアが伝えた。共和党候補と争う11月の本選でもエルサイド氏が当選すれば、米国史上初めてイスラム教徒の上院議員が誕生する。
エルサイド氏はエジプト移民の息子で、イスラエルのパレスチナ自治区ガザへの攻撃に対する批判が高まる中、イスラエルへの軍事支援停止を主張した。対抗馬のスティーブンス氏は親イスラエルの穏健派で、有力ロビー団体「米国イスラエル公共問題委員会(AIPAC)」の支援を受け、激しい選挙戦となった。
米調査会社アドインパクトによると、同予備選のために用意された資金は両陣営向けを合わせて9820万ドル(約154億円)で、上院予備選では歴代3位。米AP通信は、AIPACと関連団体が単一選挙区に投じた資金としては過去最高となる3000万ドル近くになったと報じた。
一方、エルサイド氏はサンダース上院議員ら民主社会主義勢力の支援を受けて選挙戦を展開。エルサイド氏自身は「資本主義者」を名乗るが、国民皆保険や富裕層への課税強化、不法移民の取り締まりを行う米移民・税関捜査局(ICE)の廃止など民主社会主義勢力と共通する政策を掲げていた。
民主社会主義勢力は民主党の地盤が強い東部ニューヨーク州や西部コロラド州の連邦下院議員予備選などで勝利している。ミシガン州は民主、共和両党がしのぎを削る接戦州の一つ。同州の民主党予備選は、米紙ウォールストリート・ジャーナルが「民主党にとって今年最も重要な選挙」と位置づけるなど米メディアの注目を集めていた。