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1981年5月、スズキ『ジムニー』は初のフルモデルチェンジを遂げ、2代目SJ30型へと進化した。その翌年、1982年8月に登場したのが『ジムニー1000(SJ40型)』であり、1977年10月発売の“ジムニー8(SJ20型)”の後継モデルとして位置づけられた。
ジムニー1000は元々、海外市場向けに開発されたモデルだった。しかし国内からの強い要望を受け、日本でも販売されることとなった。ベースはSJ30型で、輸出モデルとほぼ共通の970cc、4サイクル4気筒・水冷SOHCのF10A型エンジンを搭載。最高出力52ps、最大トルク8.2kg-mを発揮した。
トランスミッションはフルシンクロの4速マニュアルを採用し、2段切り替え式のトランスファーが組み合わされた。これにより、悪路走破性と路上での快適性を両立させていた。
トレッドは軽自動車版のジムニーに対し、前後とも20mm拡大された(ピックアップを除く)。装着されたタイヤは幅広の195SR15ラジアル。オーバーフェンダーを備えたボディの全幅は、軽より70mm広い1465mm(ピックアップは1425mm)に達した。
バンパーも大型化されている。カタログには「前部は大型110mm厚、後部も大型70mm厚バンパーを採用」と記され、その結果、全長も拡大された。
バリエーションは4タイプが用意された。オープンタイプにはハーフメタルドア(FK)とフルメタルドア(FM)の2種類。そのほか、バンタイプ(VC)と、ホイールベースを345mm延長し、キャリイトラックの荷台を切り詰めて架装した希少なピックアップもラインナップに加わった。
カタログに掲載された写真を眺めていると、今なお色褪せない魅力を感じ、心を軽やかにしてくれる。ジムニー1000は、時代を超えて愛される存在であることを再認識させる。