t>

2020年の昆虫食ブームで注目を集めたコオロギ食品ベンチャー「グリラス」が、負債1.5億円を抱えて破産した。激しい炎上と抗議に直面した元社長の渡邉崇人氏は、それでもなお「もう一度リベンジする」と再起への強い意欲を示している。
同社は食用コオロギの養殖と加工食品で急成長し、昆虫食の象徴的存在としてメディアに取り上げられた。しかし、SNSを中心に繰り返し批判が噴出し、風評や抗議の動きが事業を直撃。最終的に資金繰りが悪化し、破産に追い込まれた。
渡邉氏は破産後もコオロギの可能性を信じ続けており、次の一手として挙げるのが「狙うは鳥向けインフルワクチン」という構想だ。食用ではなく、コオロギ由来の成分や量産技術を応用した鳥インフルエンザワクチンの開発を視野に入れている。
渡邉氏は「もう一度リベンジする」と強調し、これまでの炎上から学んだ教訓を糧に、新たな事業モデルを模索しているという。従来の昆虫食需要に依存しない形での再出発を目指している。
未だにコオロギへの偏見や逆風は根強いが、渡邉氏はコオロギの持つ可能性を追い続ける。再起への道は決して平坦ではないものの、元社長の挑戦は新たなステージへと移ろうとしている。