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7日投開票された東京都知事選では、過去最多の51人が立候補したNHKの政見放送も注目を集めた。中でも収録中に突然服を脱いだ政治団体「カワイイ私の政見放送を見てね」の新人、内野愛里氏(31)の放送は海外メディアも報じるなど物議を醸した。内野氏は投開票日を前に産経新聞のインタビューに応じ、「メディアは泡沫候補扱いで取り上げてくれない。泡沫といって切り捨てられるなら、見てもらうためにインパクトが必要だった」と語った。主なやり取りは以下の通り。
6月27日午前に放送されたNHK総合の政見放送で、内野氏はメガネとシャツ姿で登場し、「いまカワイイと思った? カメラの前のあなた。そうあなたよ」「カメラさん、そんな目で見ないで。かわいいからってダメよ」などと切り出して「知らない人は覚えてね」と名前を連呼。放送中盤には「はあ、暑いね。緊張で暑くて困っちゃうわ」と言いながらシャツを脱ぎ、メガネを外し、チューブトップ姿に。「かわいいだけじゃなくてセクシーでしょ。やだ、そんな目で見ないで」と視聴者に語りかけたが、政策に関する言及はなかった。
内野氏は「NHKから国民を守る党」(NHK党)の推薦を受けて都知事選に出馬した。NHK党の立花孝志党首から出馬の誘いを受ける中で「自分の人生をより良くしていきたい。新しい挑戦がしたいという気持ち」が芽生えたという。
「何かインパクトあるのは何だろうという話になって、立花さんに聞いたら『水着だったらいいやん』みたいに言われた。でも水着は嫌。着衣だったらなと。チューブトップは服だから」
「私の政見放送を見て、『ちゃんと選挙行きます』といった若者から連絡をもらった。そういう意味では選挙に貢献できたのではないか」
公明党は今回の内野氏の件を含め政見放送のあり方について、「極めて非常識。許しがたい」(北側一雄副代表)として公選法の改正を検討する構えだ。
「いいのではないか。時代がこれだけスピーディーに変わっているのに、ポスター掲示板もそうだし、法律を変えないのもちょっとどうかと思う。これを機に変えるべきでは」
「そもそも都知事選に出馬する理由は、都知事になりたいだけが正しいかといえば、そんなことはないと思っている。売名の何が悪いのか。どんなに素晴らしい理念を持っていても自分のことを知ってもらえないと投票もしてもらえない」
「主要候補以外は泡沫候補扱いでまともに取り上げてもらえない。『泡沫』として切り捨てられるなら、じゃあ見てもらえるように頑張ろうと。どんなにいいことを言っても見てもらえないと仕方がない。それに人に迷惑をかけてはいない」
「立候補する前は、街頭演説で罵倒されたりするという話を聞いて怖かったけど、実際は『頑張ってください』『応援しています』といってくれる人しかいなかった」
内野氏の政見放送は韓国のJTBCテレビや中央日報が取り上げる事態になった。
「SNSでは韓国語で『頑張ってください』『海外から見守っています』みたいな好意的なコメントが多かった。中には『総理大臣になれそうですね』みたいなコメントもあった」
「今回の政見放送ではぶっちぎりナンバーワンだった。ぶっちぎりで上回った。小池百合子さんや蓮舫さんに勝てるところがあるのかと思った」
「個人の目標としては1万票は切らないようにしたい。奇跡が起こるとトップ10に入っている可能性もあるかな」
「政治家になるにしろ、ならないにしろ、まずは内野愛里を知ってもらわないと始まらない。少子化が進み過ぎてしまっている。これからの未来をちゃんと子供たちに残してあげられるようにしたいという気持ちはある」