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中道改革連合の野田佳彦元首相は15日、自身のブログを更新し、皇族数確保策をめぐる立法府の総意について「女性天皇実現のための希望の種がまかれた」との見解を示した。野田氏はこの表現で、今後の議論への期待感を強調した。
立法府の総意は、女性皇族が婚姻後も皇族身分を保持する案と、旧11宮家の男系男子を養子に迎える案の二つを了承した。前者について野田氏は「皇室の歴史に整合的であり、公的活動の継続性などに鑑み、皇室典範を改正し具体的な制度設計に進むべきと力強く明記されています」と評価。後者については「養子の年齢や養親の範囲、皇位継承資格を持たない点などが挙げられ、『慎重な制度設計』が求められている。さらに『一定年数ごと』の見直しまで書き加えられている」と指摘した。
この記述の違いについて野田氏は「基調としてはわが党への配慮が感じられる。国民世論を意識した深謀遠慮かもしれない」と歓迎。また、現行の女性皇族が婚姻後も身分を保持するかどうかは本人の意向を尊重するとされた点については「中道の考えが100%反映されている」と記した。
一方、総意には女性皇族の夫と子の身分についての明記はなかった。野田氏は「近い将来、最大の争点の決着をつけることになるだろう。『家族は一体であるべきだ』論の私のような立場にとっては、女性天皇実現のための希望の種がまかれたことになる。『女系天皇につながりかねない』と反対する政治勢力にとっては、火種を残したことになる」と解説した。
政府は総意を受け皇室典範改正作業を本格化させ、今国会中の成立を目指す。野田氏は「不十分なら差し戻しもある。修正を迫ることもある。政府が立法府の総意を厳粛に受け止め、誠実に立案しなければ、波乱含みの展開となりかねない」と牽制した。