
北朝鮮メディアは1日、金正恩朝鮮労働党総書記が5月31日に北西部・新義州を訪れ、開花したばかりの広大な菜の花畑を視察したと報じた。菜の花畑の造成は金氏の発案で、2月中旬から数万人が作業に動員されていたという。
視察に際し金氏は「壮観で絵のようだ」と述べ、満開の黄色いじゅうたんに感嘆の声を漏らした。この日は金氏の娘も同行し、父娘そろって菜の花畑を歩く様子が公開された。
菜の花畑は主に菜種油の採取を目的としているが、観光資源への活用も念頭に置かれているとみられる。北西部の景勝地として、外部からの観光客誘致にもつなげたい考えだ。
金氏は同日、2月に完工したばかりの温室農場も視察し、生産状況を確認した。北朝鮮メディアによれば、同農場では毎日数百トンの野菜を収穫しており、地域住民の食生活の向上に役立てているという。
一連の視察は、金氏が経済発展と住民生活の改善に強い関心を示すとともに、大規模な公共事業を通じて労働者を動員する体制の一端をうかがわせる内容となった。(共同)