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新聞記者の多くは、新人時代に高校野球取材を経験する。先日、日本の甲子園に相当する韓国の「青龍旗」大会決勝を懐かしく観戦したところ、優勝チームの歓喜の輪に、スマートフォンで動画を撮影しながら駆け寄る控え選手の姿が目に留まった。この振る舞いにも、日韓の文化の違いが如実に表れていた。
今大会では、甲子園ではほとんど見られない「ヤジ文化」に端を発した「事件」も発生した。応援席からの過激な声援が選手とのトラブルに発展し、韓国社会の分断を象徴する出来事として注目を集めた。
このヤジ文化の背景には、韓国に根強く残る地域対立の構造がある。特に全羅道と慶尚道の間の歴史的軋轢が、スポーツの場でも無意識のうちに表面化することが多いとされる。
同様の対立は経済分野にも波及しており、半導体などの大規模投資計画を巡って地域間で激しい誘致合戦が繰り広げられている。政府の政策決定も地域バランスを考慮せざるを得ず、効率的な資源配分を妨げている。
高校野球から半導体投資まで、様々な局面で顔を出す地域対立。韓国社会はいまだにこの「呪縛」から逃れられず、その解消にはなお長い時間が必要であることを示している。