
高市早苗首相は2日、首相官邸で世界銀行グループのバンガ総裁と面会した。両者は途上国支援の一環として、重要鉱物のサプライチェーン(供給網)強化に向けた連携に意欲を示した。
高市首相は会談で、重要鉱物の安定供給が国際社会の共通課題であると指摘し、世銀との協力を通じて途上国の生産能力向上を後押しする考えを伝えた。
バンガ総裁はこれに対し、協力関係の強化をさらに推進していきたいと応じた。両氏は具体的な連携の枠組みについて、今後も協議を続ける方針で一致した。
また、世界銀行の日本人職員数を増やす方向性でも一致。高市首相は日本のプレゼンス向上につながると評価し、バンガ総裁も人材交流の重要性を強調した。
重要鉱物を産出できる途上国は存在するが、生産設備への投資が課題とされている。財務省は1日、世銀に2000万ドル(約32億円)を拠出し、途上国支援を拡大すると発表したばかりだ。