
ワールドカップ(W杯)に向けた最後の実戦で、森保一監督率いる日本代表(森保ジャパン)が勝利を収めた。チームはタフな試合展開の中でも崩れることなく、勝ち切ることに成功した。森保監督は「タフな試合で最後まで崩れず、勝てたことは収穫。ただ、まだまだ上げないといけない部分もある」と語り、表情を引き締めた。
焦点だった負傷からの復帰組については、一定の目途が立った。2月に左足甲を負傷し、人工靱帯(じんたい)を入れる手術を受けた主将の遠藤航(リバプール)と、度重なるけがに苦しんだ冨安健洋(アーセナル)の両選手が先発出場を果たした。両名のコンディションはチームにとって大きなプラス材料となった。
遠藤は前半45分間だけのプレーにとどまったが、その時間を価値あるものとして受け止めた。遠藤は「半分やったっていうのはすごく大事な時間だった」とうなずき、段階的な復帰が順調に進んでいることを示唆した。冨安も安定した守備で存在感を発揮し、復調の兆しを見せた。
一方で、前線2列目の左シャドーの起用法には宿題が残った。攻撃のバリエーションや選手間の連係において、まだ改善の余地があると見られる。森保監督はこのポジションでの選手起用について、今後の調整が重要になるとの認識を示している。
チームは今回の試合を通じて、W杯本番に向けた課題と収穫の両方を確認した。復帰組の調整が進む中で、左シャドーの課題をどう解決するかが、本大会までの重要なポイントとなる。森保監督は「まだまだ上げないといけない部分もある」と述べ、残された時間での更なる強化を誓った。