
自民党の萩生田光一幹事長代行は3日午前のラジオ日本番組で、政権の枠組みに関し、「国民民主党の皆さんが連立に加わってくれることが一番望ましいと思っている」と述べた。
参院が少数与党となっている現状に触れ、「毎回、あと4票とかあと5票とかやっているので、これだとやっぱりダイナミックに政治を進められないし、安定してできない」と語った。
国民民主党の玉木雄一郎代表は自民党がまとめた「国旗損壊罪」創設法案について、現状では「賛成しかねる」としているが、萩生田氏は「一個一個の法律では連立ではない以上はそういう意見があるのはやむを得ないが、もう少し大きな方向で、憲法(改正)とかで一緒にできるのであればお願いしたい。いろいろ連携を取っているつもりだ」と述べた。
連立入りに慎重姿勢を示す玉木氏に関しては、トランプ米大統領の名前を挙げ、「玉木さん、割となんかトランプさんと似たところないですか?」とメーンパーソナリティーの岩瀬恵子氏に問いかけた。「すごいリーダーシップと、わりと『君子豹変す』ではないが、今日と明日と、わりと意見が『えっ?』と。ちょっと嫌味も入っていろいろなところで言っている。信頼しているので」と冗談めかして語った。
連立を離脱した公明党については「一人一人の議員はたぶん、政権でやっていたときのほうがやりがいを感じていたと思う。組織としてああいう方向性になったのでやむを得ず今は野党をやっているが、地方では地方与党を自民党と公明党でずっと組んでいたので、東京都議会、地方議会含め維持をしていると思う」と述べた。その上で、「どこかで冷静に考えてもらえればな、と思う」と話した。
これらのやり取りに先立ち、萩生田氏は憲法改正について、高市早苗政権の「一番のテーマだ」として、意欲を示した。自民党は改憲を目的に結党されたと説明し、「その党是というか当初の目的は一度も達成したこともなければ、チャレンジすらしたこともない。前回の選挙(衆院選)で衆院だけでも3分の2を自民党単独でいただいたし、同じ方向性を向いている日本維新の会との連立ができたので、参院では数が足りないことは承知しているが、高市政権、我々の思いとしては、憲法改正を国民に問いかけていきたい。それが今回の政権の一番のテーマだと思う」と強調した。
改憲項目に関しては、緊急事態条項の創設と参院選で隣接県を一つの選挙区にする「合区」の解消の議論が先行している現状を説明した。
「本当は安全保障、9条の問題を議論すべきだと思うが、今まで一回も(改憲を)やったことがないので、いきなりそのハイレベルなテーマよりも、皆さんがなるほど憲法改正とはこういうものなのかと納得してもらえるようなテーマからやろうというふうに、なんとなくなってきた」と述べた。「最大公約数で今議論できることについて先行できるなら先行しようというのが今の状況だ」とも語った。