
レジェンドとしてイプスウィッチを去るマッケンナ監督[写真]=Getty Images
イプスウィッチは10日、キーラン・マッケンナ監督の辞任を発表した。
5シーズンを指揮したイプスウィッチで通算3度の昇格に導く卓越した手腕を発揮していた若き名将だが、家族と過ごす時間を優先すべく、しばらくの間監督業から離れる決断を下した。
「この歴史あるフットボールクラブの監督という名誉ある職を辞任することを決意しました。感謝、誇り、悲しみ、そして満足感が入り混じった複雑な気持ちです」
「このクラブで築き上げてきた絆を考えると、別れを告げるのに良いタイミングなどありません。しかし、昨シーズン、プレミアリーグへの2度目の昇格を果たし、スタジアムでの思い出深い最終戦を迎え、ここ数週間を振り返ってみて、今が身を引くべき時だと感じました。クラブが成し遂げた素晴らしい進歩を誇りに思うとともに、クラブの未来に大きな希望と楽観を抱いています」
「このクラブの監督を務められたことは、この上ない光栄でした。過去5シーズン、私たちは素晴らしい旅を共に歩み、私の仕事と人生において、数々の最高の経験をすることができました」
「この5シーズン、監督という役割に全力を注いできましたが、これからは監督業から少し離れ、これまで私のキャリアのあらゆる段階で支えてくれた家族と過ごす時間を大切にしたいと思っています」
「この旅路で関わってくれた多くの方々に感謝の意を表したいと思います。まず、マーク・アシュトン氏と取締役会には、35歳という若さで、これほど大きなフットボールクラブの監督という機会を与えてくださったこと、そして以来、揺るぎないサポートと信頼を寄せてくださったことに感謝します。コーチングスタッフ、そしてポートマン・ロードとプレイフォード・ロードのトレーニングセンターの素晴らしいスタッフ全員にも感謝します。彼らはクラブの発展のために、あらゆる面でたゆまぬ努力を続けてくれました。過去5年間、プロ意識と情熱をもってクラブを代表してくれたすべての選手にも感謝します」
「そして何よりも、イプスウィッチ・タウンの素晴らしいファンとサポーターの皆様に心から感謝申し上げます。あなたは、このフットボールクラブの輝かしい瞬間も、苦しい時期も共に歩んでこられました。私と家族を、クラブとサフォーク州の両方に温かく迎え入れてくださったことに、心から感謝しています。共に過ごした思い出は、私の人生においてかけがえのない宝物です」
「イプスウィッチ・タウンは、私たちの心の中で永遠に特別な場所であり続けるでしょう。」
現在40歳のマッケンナ監督はアンダー世代では北アイルランド代表に選出されていたものの、選手キャリアはトッテナム・ホットスパーのユース世代で終えた。それでも、若くから指導者キャリアを歩み始めると、これまでノッティンガム・フォレストやレスター、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッドでユースコーチを歴任。2018年7月からはマンチェスター・ユナイテッドでアシスタントコーチも務めていた。その後、2021年12月に当時リーグ1(3部)に所属していたイプスウィッチでトップチーム監督に初就任を果たした。途中就任だった1年目は11位に終わったものの、翌シーズンは2位に終わり、5シーズンぶりのチャンピオンシップ(2部)昇格へと導いた。そして、迎えた2023-24シーズンはチャンピオンシップ2位で、2001-02シーズン以来、23年ぶりのプレミアリーグ復帰に導いた。自身初のプレミアリーグでの指揮となった2024-25シーズンは19位で1年でのチャンピオンシップ降格となったが、今季のチャンピオンシップでは23勝15分け8敗の2位で1年でのプレミアリーグ復帰に導いている。