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メルセデス・ベンツ日本は6月11日、フル電動SUV「G580 with EQ Technology」(以下、G580 EQ)のホイール固定部分に不具合が見つかったとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。高負荷がかかり続けるとボルトが緩み、最悪の場合、走行中にホイールが脱落するおそれがあるという。
対象となるのは、2024年9月17日から2025年7月22日までの間に輸入された1型式1車種、計513台。同社によれば、ホイールボルトの設計検討が不十分だったことが原因で、想定以上の負荷が繰り返し加わるとねじ山が徐々に緩む可能性があるとしている。
この不具合が実際に発生した場合、走行中に異音や振動が生じ、放置すればホイールが完全に外れて事故につながる危険性がある。現時点では国土交通省や同社に対し、この問題に起因する事故やけが人の報告は上がっていない。
メルセデス・ベンツ日本は対象車両の所有者に対し、順次ダイレクトメールで通知し、販売店での点検・修理を無償で行う方針だ。具体的な対策として、ホイールボルトを改良品に交換する予定で、作業時間は約1時間を見込んでいる。
なお、今回のリコールはG580 EQに限られたものであり、同社の他の電動モデルやガソリンモデルには影響がないと説明されている。同車両は2024年に発売されたメルセデス・ベンツ初の本格電動オフローダーで、その重厚なボディと高出力モーターゆえに、ホイール周りの強度設計が特に重要視されていただけに、今回の事態を重く見る向きもある。