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北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正党総務部長は27日、フィリピンで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議の議長声明に北朝鮮の核開発への「重大な懸念」が盛り込まれたとして、「強い不満を示す」と反発する談話を発表した。
北朝鮮の国営メディアがこの談話を報じた。金与正氏は声明の内容を強く非難し、国際社会の圧力に屈しない姿勢を改めて示した。北朝鮮はこれまでも国際会議などで非核化を要求されるたびに談話を発表し、応じない方針を徹底している。
北朝鮮はARFを2年連続で欠席している。今回の会合にも代表団を派遣せず、国際社会との対話を拒否する姿勢を続けている。ARFは北朝鮮を含む27の国・地域が参加する安全保障対話の場だが、北朝鮮は近年、同フォーラムでの非核化圧力に反発している。
金与正氏の談話は、北朝鮮が核開発を正当化し、外部からの干渉を排する立場を国際的に発信する狙いがあるとみられる。専門家からは、北朝鮮が軍事力強化を優先し、外交的な打開を図る意向は薄いとの分析が出ている。
北朝鮮は2023年11月に軍事偵察衛星を打ち上げるなど、核・ミサイル開発を加速させている。米韓両政府は警戒を強めており、ARF議長声明も地域の安全保障上の脅威を指摘する内容となった。