
福岡市の就労支援施設「八おき塾」は、引きこもった若者とその家族に寄り添い、社会復帰を促す居場所だ。元IT管理職の代表は56歳で退職し、自身の経験を基にこの塾を立ち上げた。
代表は「わが子の時は何もできなかった」と振り返り、自身の子育てでの後悔が支援活動の原点だと語る。同じ悩みを抱える家族を救いたいとの強い信念が、退職後の新たな挑戦を後押しした。
塾では食事づくりを通じて生活リズムを整え、コーチングで自己肯定感を高めるプログラムを提供。参加者同士が協力して料理を作ることで、自然なコミュニケーションが生まれる工夫がなされている。
この居場所により、多くの若者が自信を取り戻し、家族も安心感を得ている。代表は「一人ひとりのペースに合わせることが重要」と強調し、焦らずに向き合う姿勢を大切にしている。
現在も支援を必要とする家族は増えており、代表は「諦めずに寄り添い続けたい」と語る。立ち上げの経緯から現在の活動まで、塾の取り組みは多くの共感を呼んでいる。