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全日本空輸(ANA)の平沢寿一社長は26日、搭乗実績の多い会員向けクレジットカード「スーパーフライヤーズカード」の特典である空港ラウンジ利用条件を再検討する方針を明らかにした。SNS上で利用条件厳格化への批判が相次いでいたことを受け、9月末までに改めて内容を公表する。
平沢氏は東京都内で開かれた親会社ANAホールディングスの株主総会で説明。当初は2028年度から、カードの年間決済金額が300万円以上の会員のみにラウンジ利用を限定する予定だった。この方針に対し、頻繁に利用する会員から不公平だとする声が広がっていた。
SNSでは「長年の愛顧を裏切る」「会員特典の価値が下がる」などの批判が殺到。ANA側は「想定以上の反響があった」とし、特にロイヤル顧客の離反を懸念する声が社内でも強まったという。
スーパーフライヤーズカードはANAの上級会員向けで、現在は年間の搭乗回数やマイル積算額に応じてラウンジ利用が無料となる。今回の再検討では、決済額以外の基準も含め、会員の利用実態に即した条件を模索するとみられる。
航空業界ではコロナ後の需要回復で空港の混雑が課題となっており、ラウンジの適正利用は共通のテーマ。ANAは9月末までに新たな利用条件を正式発表する予定で、今後の動向が注目される。