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ATLANTA, GEORGIA – JULY 07: Referee Francois Letexier separates Marawan Attia #19 of Egypt and Lautaro Martinez #22 of Argentina during the FIFA World Cup 2026 Round of 16 match between Argentina and Egypt at Atlanta Stadium on July 07, 2026 in Atlanta, Georgia. (Photo by Justin Setterfield/Getty Images)FIFA(国際サッカー連盟)審判委員会のピエルルイジ・コリーナ会長が、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)の運用ルールについて詳細に説明した。8日、FIFA公式サイトが伝えている。
現地時間7日に行われたラウンド16のアルゼンチン代表対エジプト代表戦で、2つの判定が大きな議論を呼んでいる。エジプトが一時2点リードしながら、リオネル・メッシ率いる前回王者が地力を見せて“13分間で3ゴール”を奪い、3-2で逆転勝利した。
しかしVAR運用ルールで“2度”も不利な判定を受けたエジプト代表にとっては、不公平感が拭えない結果となった。最初のケースはエジプトの“幻の2点目”。モスターファ・ジーコがゴールネットを揺らしたが、ボール奪取時にファウルがあったとしてVAR介入でノーゴールに覆った。
対照的に、VARが介入しなかったのが2つ目のケース。アルゼンチンのフリアン・アルバレスがエジプトのモハメド・サラーからボールを奪う際に足が引っかかったものの、ノーファール判定が支持され、この流れから生まれた決勝点が認められた。
試合後、エジプト代表の選手や監督は判定への不満を露わにした。自分たちに不利なVAR判定が続いたことに、直情的な反応を示すのも無理はない状況だった。
そんな中、審判委員会のコリーナ会長は声明を発表。「ジャンニ・インファンティーノ会長を含め、FIFA審判員委員会は誰からも影響を受けることはないと断言できる。インファンティーノ会長は常にFIFAチーム・ワンへの全面的な支持を示しつつ、我々が完全な独立性を保って活動することに信頼を寄せている」と述べた。
その上で、議論を呼んでいる2つの事象を具体例に挙げ、VAR運用ルールを説明した。
「ゴールが決まるたび、VARは攻撃側のボール保持局面(APP)を確認する。ビルドアップの過程でファウルが確認され、それがゴールに影響を与えたと判断された場合、VARはピッチ上でのオンフィールドレビューを推奨する。この際、ゴールからの距離や出来事からゴールまでの時間について、明確な制限は設けられていない」
「その一例がアルゼンチン対エジプト戦で発生した。マルワン・アッティア(エジプト背番号19)がリサンドロ・マルティネス(アルゼンチン背番号6)の足を明らかに踏んでいる。『ファウルはファウルである』と考えた上で、そのファウルが『明白』かどうかに関わらず、主審がピッチ上で当該事象を『見逃した』場合でも、VARは介入できる」
「同様に、ゴールに至る過程でファウルが確認されなかった場合、VARはその旨を主審に助言する。相手の足を踏むことはファウルだが、ディフェンダーが先にボールに触れてから通常の範囲内とされる接触を行った場合は、ファウルとみなされない。この点についても、同じ試合の終盤で例が見られた。主審とVARは、モハメド・サラーとフリアン・アルバレスの接触プレーについて『通常のプレー上の接触である』と判断した」
つまり、幻の2点目は“明白”な誤審かどうかではなく、主審が事象を“見逃した”ためVARが介入した。一方、アルゼンチンの決勝点は“通常のプレー上の接触”と判断された。
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