t>

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、秋田県能代市の能代ロケット実験場で、再使用ロケット実験機「RV-X」の初めての飛行試験に成功した。機体は高さ約7.3メートルで、同日午前6時過ぎにエンジン点火後、ゆっくりと上昇。空中で水平移動した後、降下して直立姿勢で着陸した。飛行時間は約30秒だった。
JAXAは同日中に実験結果を公表する予定。今回の試験では、機体の姿勢制御や離着陸時の影響など、将来の宇宙輸送技術の確立に必要なデータを収集したとみられる。
当初の計画では、空中での水平移動後に着陸し、飛行時間は約40秒を予定していた。実際の飛行は30秒弱とやや短かったが、基本的な動作は確認できた。
この飛行試験は元々今年3月に実施予定だったが、天候不良や打ち上げ設備の不具合により延期されていた。
RV-Xは垂直離着陸方式で再使用可能なロケットの実証機。米国のスペースXや中国の企業が先行する中、日本も再使用技術の確立を目指して競争に加わる。