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NTT西日本グループは、自動運転バスの実用化に向けて車内で接客するアバター(分身)の開発を進めている。ロボット学者の石黒浩氏が社長を務めるAVITA(アビータ、東京)と業務提携し、運転手が不在でも乗客が安心できる環境づくりを目指す。
同グループは、自動運転時における乗客の不安解消が重要課題と位置づけており、アバターによる遠隔接客を通じてサービス品質を維持する方針だ。AVITAと連携し、石黒氏の専門知識を活用したシステム設計を行う。
「こんにちは。みなさんのこと、カメラを通して見えていますよ。このバスに乗るのは初めてですか」。NTT西は業務提携を発表した5月、大阪市内の本社内で自動運転の電気自動車(EV)バスに搭載したアバターを公開した。
車内には大きな画面が設置され、映し出されたバスガイド姿のアバターが乗客に話しかける。離れた場所にいる担当者が車内に設置されたカメラで乗客の様子を見ながら対応するのが特徴だ。これにより、無人走行時も有人と同様の対応が可能となる。
NTT西は、20以上の自治体と自動運転EVバスの走行実証に取り組み、2027年度には特定の条件下で運転手なしの走行を視野に入れる。今後も実証実験を重ね、技術の信頼性向上を図る考えだ。