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週明け20日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は続伸し、指標の米国産標準油種(WTI)の8月渡しが前週末比0.74ドル高の1バレル=83.23ドルで取引を終えた。終値としては約1カ月ぶりの高値を付け、市場では買い戻し圧力が強まった。
上昇の背景には、米国とイランの軍事衝突が激化し、ホルムズ海峡を通る原油輸送が滞るとの懸念が強まったことがある。この海峡は世界の原油供給の約3分の1が通過する要衝であり、安定性への脅威が投資家の神経を尖らせた。
しかし、上げ幅は限定的だった。仲介国がイランに10日間の停戦を提案したと伝わり、交渉再開への期待が高まったためだ。市場では外交的解決への楽観が広がり、過度な上昇は抑制された。
アナリストの間では、停戦交渉が進展すれば短期的な価格下落もあり得るが、中東情勢の不安定性は長期化する可能性があるとの見方が出ている。石油輸出国機構(OPEC)の生産調整が今後の価格動向に影響を与えるとの指摘も聞かれた。
今週は米国の石油在庫統計や追加経済指標の発表が予定されており、需給バランスへの影響が注目される。投資家は地政学的リスクとファンダメンタルズ要因の両方を睨みながら、慎重な取引を続けている。