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トレンドマイクロの子会社であるVicOne(ヴィックワン)は、7月3日にザ・プリンスパークタワー東京で開催されるAIセキュリティカンファレンス「TrendAI Spark 2026」東京会場に出展する。同社は自動車向けサイバーセキュリティを軸に、フィジカルAI領域への取り組みを広げている。
「TrendAI Spark 2026」は世界90都市以上で開催されるトレンドマイクロのグローバルイベントシリーズである。2026年はグローバルテーマ「The Intelligence Shift」を掲げ、AIを大規模に活用する現実に企業がどう向き合い、適応していくかを多角的に掘り下げる。
日本では「The Intelligence Shift ─ AIセキュリティの最前線に迫る ─」をテーマに、東京・名古屋・仙台・福岡・大阪の全国5都市で開催される。
VicOneは自動車分野で培ったサイバーセキュリティの知見と脅威インテリジェンスを基盤に、ロボットや無人機、ヒューマノイドなどAIが判断や制御に関わるフィジカルAI領域へ事業を展開している。
今回の出展では、過去に映像で紹介してきたロボティクスへの攻撃デモを、国内イベントで初めて来場者の前でライブ実演する。AIモデルや制御システムへの攻撃が機器の認識や動作にどのような影響を及ぼし得るかを、実際の動作を通じて紹介する。
あわせて、フィジカルAI向けサイバーセキュリティソリューションについてパネル展示および担当者による個別説明を行う。紹介するソリューションは、SBOM・脆弱性管理およびエッジAI向けセキュリティテスト「Radeis(レディス)」、ロボット向け組込セキュリティソフトウェアおよびRSOCプラットフォーム「Rthena(アテナ)」、さらに今回初公開となるEU CRAやEU AI Actなどの欧州規制対応を支援する「CRA Studio」の3つである。
これらのソリューションは、VicOneが2025年に立ち上げたイノベーション研究ラボ「LAB R7」の取り組みをもとにしている。「LAB R7」ではAIロボティクスのサイバーセキュリティを中心に、リスク分析・セキュリティ評価・防御手法の検証を行い、成果をソリューション開発に反映している。
フィジカルAIのサイバーリスクは、情報漏えいやシステム停止だけでなく、人や設備、サービスの継続にも影響を及ぼすおそれがある。VicOneは今回の出展を通じてリスクへの理解を促すとともに、AIロボティクスを含むフィジカルAIの安全な活用に貢献していく方針だ。
VicOneは自動車向けサイバーセキュリティ企業として培った知見を土台に、フィジカルAI領域のセキュリティ対策を強化している。同社は今後もLAB R7での研究開発を加速し、SDVからAIDVへの構造転換を見据えたソリューションを提供する方針である。