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医師であり僧侶でもある住職が、3000人以上の臨終に立ち会ってきた経験から「人生100年時代の理想的な最期」について説く。がん治療の現場で亡くなる人を見つめ続けた医師が、仏教の視点から「ぴんぴんころり」の本質を問い直す。
この住職は現役の医師として長年、終末期医療に携わる一方、寺の住職として地域の人々の看取りも行ってきた。その中で気づいたのは、健康に過度に執着する人ほど、最期に不安や後悔を抱えやすいという事実だった。
年齢を重ねるほど健康に気を遣いがちになるが、過度な我慢や食事制限はかえってストレスとなり、身体に悪影響を及ぼすこともある。好きなものを楽しみ、できるだけ笑顔で過ごすことが長生きの秘訣ではないかと住職は説く。
「ぴんぴんころり」と聞くと、何もせず突然死を望むイメージがあるが、住職は最期まで自分らしく、人とのつながりを大切にしながら生きることが大切だと語る。医療や介護に頼りすぎず、しかし必要な助けは素直に受ける姿勢が重要だ。
人生100年時代、長生きそのものが目的ではなく、その日々をどう豊かに生きるかが問われている。医師として僧侶として数多くの死と向き合ってきた住職の言葉は、現代人に「生」の本質をあらためて考えさせる。