
沖縄県・尖閣諸島周辺の領海外側に位置する接続水域で5日、中国海警局の船4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは172日連続となり、長期化する海洋進出の実態が改めて浮き彫りになった。
第11管区海上保安本部(那覇)によると、確認された4隻はいずれも機関砲を搭載した武装船で、領海に接近しないよう巡視船が警告を発した。中国側の船は警告に対して明確な応答をせず、接続水域内で航行を続けたとみられる。
尖閣諸島をめぐっては、中国政府が自国の領有権を主張し、海警局による定期的な哨戒活動を継続している。今回の172日連続確認は過去最長記録を更新する可能性があり、日本政府は対応を強化している。
海上保安庁は尖閣周辺に巡視船を常時配備し、警戒監視を続けている。政府関係者は「領海侵犯があれば厳正に対処する」と述べ、中国側の動向を注視する姿勢を示している。
専門家は、中国の海洋進出が恒常化していると指摘し、外交ルートを通じた抑止と国際社会への働きかけの重要性を強調している。日本政府は今後も監視体制を維持しつつ、平和的解決を目指す方針だ。