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韓国に亡命した元北朝鮮外交官、李日奎(イイルギュ)氏が、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない特定失踪者の木村かほるさん=失踪当時(21)=について「平壌の商店で販売員として働く姿を明確に覚えている」と証言したと、3月26日付の産経新聞が報じた。
李氏は、在キューバ大使館参事官などを務めたエリート外交官だったが、キューバ留学時代に朝鮮労働党工作員の女性と知り合い、後に平壌の富裕層向け商店で再会したことを昨年著書で発表。この女性と同じ商店に勤務していた日本人女性が、写真の木村さんの特徴と一致すると証言した。1994~95年ごろ2回顔を合わせ、「社交的でよく笑う印象だった」という。
木村さんは昭和35年2月27日夕方に秋田市の看護学校の寮を外出後、行方不明のままだ。『「ただいま」も言えない「おかえり」も言えない』(特定失踪者家族会編)によると、木村さんには、「金正日の料理人」として知られる藤本健二氏、大韓航空機爆破事件の実行犯だった金賢姫(キムヒョンヒ)元工作員、脱北者の女性、北朝鮮にいたことのあるタイ人女性といった複数の目撃証言がある。
「特定失踪者の中でも最も目撃証言の多い人」(国家基本問題研究所のホームページでの特定失踪者問題調査会の荒木和博代表の指摘)だという。政府認定されていないことに違和感を覚えるのは私ばかりではあるまい。
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