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中東地域を管轄する米中央軍は15日、ペルシャ湾でイラン向けの石油タンカーをミサイルで攻撃し航行不能にしたと明らかにした。14日に再開したイラン港湾封鎖をタンカーが順守せず、警告に従わなかったためと説明している。同日、米軍はイランのミサイル発射拠点などへの2度の追加攻撃も実施し、攻撃は5日連続となった。
米軍がイラン港湾封鎖の再開後、商船を攻撃したのは初めて。中央軍によると、タンカーはイランの石油積み出し拠点であるカーグ島に向かっていた。再三の警告を無視し封鎖突破を試みたため攻撃したとした。また別の民間船舶2隻に対してはイランの港湾に出入りしないよう指示し、両隻はこれに従ったという。
中央軍は15日、ホルムズ海峡西方の大トンブ島にある巡航ミサイル発射・貯蔵施設などを約90分間にわたり攻撃した。同日、イランへの攻撃は断続的に2回行われた。
これに対しイラン革命防衛隊は15日、バーレーンやクウェート、ヨルダンなどにある米軍関連施設を攻撃したと表明した。被害の有無は不明。ロイター通信が報じた。
イラン革命防衛隊に近いタスニム通信によると、イラン外務省のバガイ報道官は15日、「現時点で(米国側との)交渉の予定はなく、防衛に専念している」と語った。
イランメディアが15日に報じたガリバフ国会議長の声明では、6月の対米交渉で代表団を率いた同氏は「米国との生存をかけた戦争のさなかにある」と述べる一方、「外交と交渉という道具」を使う必要もあると指摘し、米国との交渉の窓は閉じられていないとの認識を示した。