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自民党額賀派(平成研究会、55人)のうち、吉田博美参院幹事長(68)率いる参院議員21人が集団離脱も辞さない構えを見せ、額賀福志郎会長(74)に退任を迫っている。衆院側(34人)でも「派閥がまとまるため退任やむなし」の声が強まり、退任を否定している額賀氏の外堀は埋まりつつあるように見える。吉田氏が仕掛けたクーデターの内幕とは-。
1月25日、吉田氏は周囲に「けんかは勝たねば」と語った。この日、額賀派所属の参院議員21人全員が定例の派閥会合を欠席し、独自に会合を開いた。退任を求める「本気度」と「参院の結束」を示すのが狙いだ。
決起の背景には、額賀体制8年4カ月で有力な総裁候補が育たず、額賀氏の求心力が弱まっていることがある。額賀派の前身は永田町で最強軍団と恐れられ、党人事や国会運営を支配した経世会だ。それが今や第3派閥に落ち込み、かつての存在感はない。
今秋に総裁選を控え、来年には参院選もあるのに、勢力回復の展望が開けないままで良いのか。参院側の強硬姿勢は、このままでは派閥の衰退を許すという危機感の表れだ。額賀氏はなお退任を否定しているが、衆院側からも退任やむなしの声が上がり、求心力の低下は隠せない。
吉田氏は参院21人の結束を背景に、額賀氏に対し事実上の最後通牒を突きつけた。集団離脱も辞さない構えを見せることで、会長交代を迫る強硬策に出た形だ。今後の派閥の行方は、吉田氏と額賀氏の駆け引き次第となりそうだ。