
18歳人口の急減が続く中、私立大学の財務体力が注目されている。東洋経済オンラインが最新決算データを基にまとめた「自己資本が多い私立大学法人」トップ200で、1位は日本大学(6434億円)、2位は帝京大学(6414億円)となった。
自己資本は大学の財務健全性を示す重要な指標であり、多ければ多いほど経営基盤が堅固とされる。今回のランキングは2024年度の決算データに基づき、全私立大学法人を対象に集計された。
日本大学は学部数が多く、附属校や医療機関からの収入も多様で、長年にわたる資産形成が自己資本の厚みにつながっている。一方、帝京大学は医療系学部を中心に安定した収益基盤を持ち、2位にランクインした。
トップ200には早稲田大学、慶應義塾大学などの名門私立も名を連ねるが、自己資本額では日本大学や帝京大学がこれらを上回った。地方大学の中にも堅実な財務体質を築く例が複数見られる。
18歳人口の減少が加速する中、財務力は大学の生き残りを左右する重要な要素となる。オンライン教育や多様な学び方への対応力も含め、財務基盤の強さが今後の競争力に直結する。