
大ヒットホラー小説『リング』『らせん』などで知られる作家・鈴木光司さんが8日、亡くなった。68歳だった。10日、作中キャラクター「貞子」が公式X(旧Twitter)で追悼コメントを発表し、ファンの間で悲しみが広がっている。
貞子の公式アカウントは「まだ心の整理がつきません」「ご冥福をお祈りします」と投稿。鈴木さんが生み出した貞子は、映画やドラマでも世界的な人気キャラクターとなり、今回の突然の訃報に多くの関係者からも哀悼の声が寄せられている。
鈴木さんは1957年静岡県生まれ。1990年に『楽園』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、91年に発表した『リング』が大ヒット。同作は日本ホラー映画ブームの火付け役となり、続編『らせん』で95年吉川英治文学新人賞を受賞した。
『ループ』『バースデイ』『仄暗い水の底から』『生と死の幻想』『シーズ ザ デイ』『神々のプロムナード』など、数多くの作品を世に送り出し、ホラー・サスペンスの第一人者として長年にわたり活躍。作品はアジアを中心に世界各国で翻訳・映画化された。
鈴木さんの死去により、『リング』シリーズのさらなる展開は未定だが、彼が遺した独特の世界観と恐怖表現は、今後も多くの読者やクリエイターに影響を与え続けるだろう。ファンからはSNSで「幼い頃から怖がりながら読んだ」「貞子の存在をありがとう」といった追悼メッセージが相次いでいる。