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【スズキ ジムニーノマド】早くも「2型」に進化! 欲しくなる本格試乗レポート

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Mika Nakamura
自動車 - 29 7月 2026

スズキ『ジムニーノマド』は2025年1月30日に発表され、同年4月3日から販売を開始する予定だった。しかし、あまりの注文殺到により2月3日には受注を停止。その後2026年1月30日になってようやく受注を再開した。具体的な販売台数は非公開のままだ。

ネット上には様々な情報が飛び交っているが、数字はまちまちなのでここで取り上げるのは避ける。いずれにせよ、需要に対応するため、2025年5月に目標販売台数を月1200台から7月以降は月約3300台へと増産することが発表されている。

一夜にしてスズキにとっての大人気車種が誕生したと言える。ノマド効果かどうかは定かではないが、2025年の販売台数でホンダを抜き、トヨタに次ぐ第2位に躍進した。その人気ゆえメディア向け試乗会も発売から1年以上経過してようやく2026年7月に開催された。

これほどの人気車であれば多少厳しいことを書いても影響はないだろう。ようやく試乗できたノマドについて、率直な感想を述べたい。複数の知人や筆者の友人にもすでに納車されており、その良さを実感しているという話は聞いている。

単純に言えば、ノマドは『ジムニーシエラ』のメカニカルコンポーネンツを用いてボディを拡大。ホイールベースを340mm延長し、リアドアを装備したモデルだ。ホイールベースの延長はそのまま全長に反映され、全長も340mm伸びている。そのスペースのほとんどはラゲッジスペースの拡大に充てられ、リアの空間にはさほど回っていない。

とはいえ、リアのレッグスペースも多少拡大している。元々軽自動車のボディで横方向のスペースには限界があるが、前後方向についてはかなりゆとりが生まれた印象だ。荷室スペースの全長はシエラに対して350mm拡大している。

驚いたことに、試乗会に登場したモデルはすでに仕様変更が施された「2型」と呼ばれるものだった。1型に対してデュアルセンサーブレーキサポートIIが装備され、作動範囲が自転車やバイクまで拡大。さらにACCがAT車に全車速追従機能付きで搭載され、スズキコネクトにも対応するなど、いくつかの改良が施されていた。長距離移動においてACCの有無は大きい(ただしAT車のみ)。

後席の空間的なゆとりはさほど変わっていないが、シートのクッションが厚みを増し快適性は向上している。後席を折りたたんだ際にラゲッジスペースと明確な段差ができるため、荷室をフラットにするボードがディーラーオプションで用意されている。

エンジンはK15Bの1.5リットル直4。今回の試乗ではオンロードを5速MT、オフロードを4ATで走行した。オフロードの走破性能はシエラを基準としているため十分すぎる。試乗会という性質上、無理なコースは設定されておらず、誰でも普通に走れるレベルだ。

一つ感じたのは、340mmのホイールベース延長が乗り心地に多大な影響を与えている点だ。オフの路面でも快適性が担保され、ショートホイールベースのシエラやジムニーではポンポン跳ねていた同じコースを、しっとりと路面を舐めるように走ってくれた。

マニュアルでオンロードに出ると、なぜか物足りなさを感じる。エンジン性能はシエラと同じだが、車重が実に100kgほど増えているためだ。加速時に物足りなさが出る。そのせいかどうかは分からないが(エンジニアからも明確な回答は得られなかった)、5速でも直結のギア比を持つ。

トルク不足は否めず、大した坂でもないのに5速で走るとスピードが明らかに落ち、ダウンシフトが必要になる。アップダウンの多い場所ではかなり頻繁なシフトチェンジを強いられる。平たん路50km/hでシフトアップダウンを繰り返すと、3~5速ではシフトアップ時のエンジン回転差が250rpm程度しかなく、クロスレシオだと思った。やはり100kgの重量増は応える。

乗っていないため不明だが、オンロードにおけるAT車は4速がオーバードライブ仕様(ギア比0.696)となっている。高速などでエンジン回転を落として走れそうなので、長距離移動の多い人にはACCの存在も含めてATがお勧めだ。

それにしても、小さながらもとても存在感があり、欲しいという気にさせるクルマである。

スズキは一連のジムニー各車を基本的にプロユーザーをベースに開発している。ノマドの場合、その枠を多少拡大し、一般ユーザーでジムニーの性能を日常生活に使う人にまで広げた。その下には「ジムニーの性能に憧れを持つ人」という層も想定しているようだ。

しかし今やジムニーはブランド化し、性能がなくても日常でカッコいい、軽に見えない武骨さや厳つさを求めるユーザーにまで市場が広がっている。プロの必要とする性能をベースにすることは仕方ないにしても、ノマドの場合、果たしてプロがどこでこのホイールベースを活用するのか、クッションを増したリアシートに誰を座らせるのか疑問が残る。

そう考えると、ノマドの開発ではより民需の広い層を想定した方が良かったのではないだろうか。前述のギアリングも含め、一考の余地がある。もっともこれはあくまで試乗会のチョイ乗りでの感想である。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
おすすめ度:★★★★★

中村孝仁(なかむらたかひと)
AJAJ会員・自動車技術会員・東京都医師会「高齢社会における運転技能および運転環境検討委員会」委員
1952年生まれ、4歳にしてモーターマガジンの誌面を飾るクルマ好き。その後スーパーカーショップのバイトに始まり、ノバエンジニアリングの丁稚メカを経験し、さらにドイツでクルマ修行。1977年にジャーナリズム業界に入り、以来48年間、フリージャーナリストとして活動を続けている。また、現在は企業やシニア向け運転講習の会社、ショーファデプト代表取締役も務める。最近はテレビ東京の「開運なんでも鑑定団」という番組で自動車関係出品の鑑定士としても活躍中。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、Response.jpの記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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