
ソフトバンクグループはフランスにおいて、欧州最大規模となるデータセンターを建設する方針を明らかにした。投資総額は最大750億ユーロ(約14兆円)に上る見通しで、同社の海外インフラ戦略の中核を担うプロジェクトとして注目されている。
新たなデータセンターは、フランス国内の複数の候補地から選定される予定で、再生可能エネルギーを活用した運営を計画している。ソフトバンクグループは既に世界各国でデータセンター事業を展開しており、今回の投資により欧州市場でのプレゼンスをさらに強化する狙いがある。
建設には複数年にわたる工期が見込まれ、完工後は最先端のAI処理やクラウドサービス向けの大規模計算リソースを提供する。同社は「データ需要の急増に対応し、欧州全域のデジタル経済を支える基盤となる」としている。
フランス政府はこの投資を歓迎しており、同国におけるテクノロジーセクターの雇用創出や地域経済活性化に貢献すると期待されている。データセンターの運営には高度な技術者が必要となるため、周辺地域での人材育成も進む見通しだ。
ソフトバンクグループは今後も欧州を中心にデータインフラ投資を加速する方針で、今回のプロジェクトはその戦略の第一弾と位置づけられる。市場では、同社の巨額投資がAIブームと連動した長期的な成長戦略の一環との見方が強まっている。