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中古車販売店に勤める新人・槇島ユズ。名車を愛でるだけのつもりが、熱烈なオタクトークで図らずも成約を連発!「売りたくない」と願うユズの悲鳴とは裏腹に、今日もまた一台、愛する名車が店を去っていく——。セダンを愛してやまない漫画家朝戸さんがお届けします。
今回、ユズの目に留まったのは1989年製の三菱ギャランAMG。ボンネットやフェンダーに計15個ものAMGロゴが埋め込まれたその姿は、三菱車でありながらメルセデス・ベンツのチューナー、AMGの手がけた特別モデルだ。生産台数は極めて少なく、中古車市場でも「本物かどうか疑う」声が上がるほどの超激レア車両である。
「本当にこれ、本物ですか?」と疑う来店客も多いが、実車を前にすると誰もがその存在感に圧倒される。ユズはこのクルマを初めて見た瞬間、「一目惚れした」と語る。エンジンルームやインテリアの細部に至るまで、AMGならではのこだわりが詰まっており、ただのコラボレーションモデルではない。
ユズは「このクルマには、三菱の実用性とAMGのスポーティさが完璧に調和している」と熱弁を振るう。加速性能やハンドリングも当時のセダンとしては異例の水準で、今乗っても十分に楽しめるという。オークションでも高値がつくことが多く、コレクター垂涎の一台だ。
しかし、そんな名車が店を去る日が来るのがユズには辛い。「売りたくない」と正直な気持ちを吐露しながらも、販売店員としての務めを果たす。結局、このギャランAMGもまた、新たなオーナーのもとへと旅立っていく——。漫画家朝戸さんは、そんなユズの葛藤を描きつつ、クルマへの愛情を読者に伝えている。