
京都府北部の7市町の首長らが5日、宮津市で山陰新幹線の誘致推進会合を開催した。出席した舞鶴市の鴨田秋津市長は、山陰新幹線実現には北陸新幹線の敦賀―新大阪延伸における舞鶴ルート誘致が不可欠とし、「(府北部全体の)誘致の受け皿を早急に作るのでぜひ加入をしてほしい」と要請した。
山陰新幹線は大阪市から山陰地方経由で山口県下関市を結ぶ基本計画路線で、昭和48年に閣議決定されたが、その後計画は停滞している。
この日の会合は、福知山、舞鶴、綾部、宮津、京丹後の5市と伊根、与謝野の2町で構成する「山陰新幹線京都府北部ルート誘致・鉄道高速化整備促進同盟会」の総会として開かれた。
会長を務める宮津市の城﨑雅文市長は冒頭、府北部は観光や国防の拠点でありながら交通インフラが不十分で潜在力が生かされていないと指摘。「国のリダンダンシー(多重化)機能の強化のためにも山陰新幹線は何としても実現しなければならない」と述べた。
監事の嵯峨根仁史・舞鶴商工会議所会頭は、与党プロジェクトチームが再検証する北陸新幹線の延伸ルートについて「府北部に北陸新幹線をつなげば、山陰新幹線も夢から実現に動く」と強調した。
鴨田市長は北陸新幹線誘致について「舞鶴では機運がぐっと高まってきた。ぜひとも北部の皆さんと一緒に力強く参りたい」と呼びかけ、今月中にも北部全体での誘致の枠組みを作る考えを示した。(川西健士郎、写真も)