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森ビルのシンクタンク「森記念財団」は29日、経済や文化、生活などの分野で都市の魅力を数値化した「日本の都市特性評価」を公表した。東京23区を除く全国136主要都市の評価で、大阪市が6年連続で首位を獲得。2位に名古屋市、3位に福岡市が続いた。
調査は「経済・ビジネス」「文化・交流」「交通・アクセス」など6分野87指標に基づき、国の統計や住民アンケートからスコア化した。各都市の総合力を比較するのが目的だ。
首位の大阪市は、賃金水準や労働生産性の高さから「経済・ビジネス」で1位、公共交通の利便性や通勤時間の短さから「交通・アクセス」でもトップだった。万博を機に観光客が増加し「文化・交流」は2位。一方、環境分野は135位で、街路の清潔さなどに課題が残った。
名古屋市は「研究・開発」で首位。論文投稿数の多さが貢献したほか、外国人の受け入れ体制が整っている点も強みとされる。
札幌市は前年の9位から7位に上昇した。「経済・ビジネス」の評価向上が要因で、記者会見した明治大学の市川宏雄名誉教授(森記念財団理事)は「札幌駅南口地区の開発が本格化しており、今後評価が上がる可能性がある」と説明した。
調査対象は全国の政令指定都市・県庁所在地・人口17万人以上の都市。東京23区は別枠で順位を算出し、港区がトップだった。(福沢紫)