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日本の化粧品業界は世界トップクラスの研究開発力を持っているにもかかわらず、ルールの厳しさゆえ宣伝でアピールしにくいともいわれています。どういうことなのでしょうか。
化粧品の効果を具体的に謳うことは、薬機法(旧薬事法)の規制により厳しく制限されています。例えば「しわを改善する」「美白効果がある」といった表現は、医薬品にしか認められておらず、化粧品では「保湿」「肌を整える」などの曖昧な表現に留めざるを得ません。
このため、日本の化粧品メーカーは、実際には高い技術力で有効成分を配合していても、その効果をパッケージや広告で直接伝えることができません。結果として、消費者に製品の本当の価値が伝わりにくい状況が続いています。
海外、特にアメリカや欧州では、化粧品の機能性表示に関する規制が比較的緩やかで、科学的根拠があれば効果を直接宣伝できます。そのため、日本企業は海外市場では自由にアピールできる一方、国内市場では手枷足枷をはめられているのが現状です。
こうした状況を受け、業界団体や一部の議員からは規制緩和を求める声が上がっています。しかし、安全性や誇大広告への懸念から、厚生労働省は慎重な姿勢を崩しておらず、抜本的な改革には時間がかかるとみられています。