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露の五輪復帰という「悪夢」 日曜に書く 論説委員・斎藤勉

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Aiko Yamamoto
国際 - 26 7月 2026

2028年7月のロサンゼルス五輪開会式で、トランプ米大統領がウクライナ侵略を続けるロシアのプーチン大統領と並び立ち、国旗を振るロシア選手団に拍手を送る光景——。国際オリンピック委員会(IOC)が今月7日、ロシアへの参加制限を暫定的に解除したと聞き、筆者はこの悪夢を脳裏に描いた。

IOCは侵略制裁として、ロシア選手を個人資格の「中立選手」に限定するよう国際競技連盟に勧告していたが、その勧告を取り下げた。国旗・国歌の使用は継続審議だが、明らかにロシアの五輪復帰への道を開く決定だ。

「万歳! 常識が勝利した!」——。ロシア外務省のザハロワ報道官はSNSに歓喜の投稿をした。「ロシアの常識は世界の非常識」の箴言を地で行く妄言である。

侵略開始から4年半、「600人を超すスポーツ選手やコーチらも犠牲になった」(ウクライナ・オリンピック委員会)とされ、残忍なロシア軍の攻撃が続く。プーチン氏にはウクライナから2万人の子供を拉致した容疑で国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状が出ており、戦争犯罪を正当化する「ロシアの常識」にIOCの決定は加担する。

IOCのコベントリー会長は「選手に自国政府の罪を負わせるべきではない」ともっともらしい理屈を述べるが、「プーチン独裁体制下では政治もスポーツも国家が垂直に支配する一体行動だ」(在京外交筋)との視点が欠けている。

東西冷戦初期の1952年、ヘルシンキ大会で五輪に初参加したソ連のスターリンは、大粛清や東欧の衛星国化を隠し、五輪を「西側に対する共産主義体制の優位を示す国威発揚の場」と位置付け、勝利至上主義と組織的ドーピングを始めた。

プーチン氏は反体制派弾圧とスターリンの領土拡大の遺志を継ぎ、ウクライナ侵攻に暴走した。2023年にIOCがロシアをパリ五輪から排除すると、国際的影響力低下を恐れ「クーベルタン男爵の『スポーツと政治は無関係』との理念が歪められた」「これは民族差別だ」と反論した。

プーチン政権は「平和の祭典」を軍事行動の隠れ蓑に悪用してきた。

2008年のジョージア侵攻は北京五輪開幕日に、2014年のクリミア併合はソチ五輪閉幕から1カ月後に行われた。西側の懲罰が不十分だったことがプーチン氏を増長させ、2022年の全面侵攻につながった。

プーチン氏は前IOC会長バッハ氏と会食を重ね、「バッハはプーチンのプードル」と批判されるほど緊密な関係を築いていた。

ロシアをパリ五輪とミラノ・コルティナ冬季五輪から締め出しただけでロス五輪に復帰させれば、プーチン政権はつけ上がり新たな侵略を招く。ウクライナの「制裁解除は時期尚早で、人間の尊厳や国際法に基づくオリンピズムの価値観に反する」との反論をIOCは真摯に受け止めるべきだ。

ポーランドやバルト三国を中心に欧州でIOCへの反発が強まり、プーチン氏の侵略罪を裁く特別法廷の設立準備も進む。

ロス五輪開会式の悪夢が現実にならないよう、国際社会は結束してロシアの復帰を断固阻止しなければならない。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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