
米GitHubが6月1日(現地時間)に適用した「GitHub Copilot」の新料金制度を巡り、SNS上で不満の声が続出している。新体系は、基本料金を据え置きつつ、毎月一定のクレジットを支給し、超過分は従量課金する仕組み。しかし、ユーザーからは「クレジットの消費が早すぎる」「使い物にならなくなった」との声が散見される。
GitHub CopilotはAIを活用したコーディング支援サービス。これまでは基本的に定額制で、上位のプランであれば高度な機能をより多く使える形だったが、1日以降は毎月、Copilot Pro(月額10ドル)、Business(月額19ドル)、Enterprise(月額39ドル)といったプラン料金と同額相当のクレジットをユーザーに付与し、超過分は従量課金する形になった。コード補完など基本機能は引き続きクレジットを消費せず使えるが、長時間にわたる自律型コーディングなどはクレジットを消費する。
ただ、1日以降は以前のように使えなくなったとする声が続出。特に目立つのは法人プランを使うユーザーの声だ。「ちょっとした作業でもあっという間にクレジットがなくなる」「社内が阿鼻叫喚」など、業務に影響が出ているとの声が見られ、中には他ツールへの移行を検討する投稿もあった。
反発は海外にも広がる。英IT系メディア「The Register」は、2時間で月間AIクレジットの約8%を消費した事例や、1回のプロジェクト変更依頼で6ドル以上を消費した事例を報じている。
提供元の米GitHubは料金改定の背景について「エージェント型の利用がデフォルトになりつつある中、その分の計算処理需要と推論コストは大幅に増加している」としており、タスクを自律的に遂行するAIエージェントの主流化が影響しているとみられる。
一方、GitHubは法人向けに移行措置も設けている。6月1日から9月1日までの3カ月間、1ユーザー当たりの付与量をCopilot Businessで月3000クレジット(30ドル相当)、Enterpriseで月7000クレジット(70ドル相当)に増やし、組織内で共有可能にする。同社によると、優待期間が終わる9月以降は標準の月1900クレジット(Business)、月3900クレジット(Enterprise)に戻る。