
日本は反撃能力として「トマホーク」ミサイルを最大400発取得する。すでに一部のイージス艦には配備済みだ。
だが、それを「いつ、どう使うか」はまだ決まっていない。「必要最小限」など武力行使の3要件はあっても、いつの時点で着手するかという基準については、意図的に曖昧化されている。
戦略的な方法と位置付けられていても、発射基準がなければ、政治指導者は危機のさなかに前例なき決断を迫られる。
それが「有事になってから考える」の正体である。事前に決めておかないと、現場は混乱する。
この状況を打破するためには、平時から使用基準を明確にし、政治指導者が迅速に決断できる枠組みを整える必要がある。