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アサヒビールは29日、主力商品「スーパードライ」のブランド戦略を発表した。「アサヒスーパードライ」を4年ぶりにリニューアルするなど、シリーズ3商品の中身とパッケージを一新する。第3のビールの「クリアアサヒ」はビール化する。10月にビール類の税率一本化を控え、商品力強化や商品拡充で消費者の取り込みを図る。
アサヒスーパードライの中身のリニューアルは1987年の発売以来2度目。今回は「キンキンに冷えた状態で最高にうまい」辛口を目指して開発。麦芽使用比率を高めることで味わいが増し、飲んだ瞬間の飲みごたえを向上させた。ホップの配合も見直し、香りを引き出して後味のキレをより感じられる味わいを実現したという。
「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」は、広い飲み口でより一層向上した飲みごたえを楽しめるようになった。アルコール分を3・5%に抑えた「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」は、心地よい苦みが特徴のホップの使用量を増やすことで、飲んだ瞬間の飲みごたえを高めた。
アサヒは「冷え」が消費者のビールに最も求める価値とみて訴求しており、古沢毅マーケティング本部長は「辛口×冷えという価値を磨き続けていきたい。辛口の最高傑作といってもいいレベルのものが出来上がった」と自信を見せた。
また、クリアアサヒは麦芽比率を引き上げてビールとして発売する。第三のビールは税率が引き上げられても、減税になる狭義のビール(従来のビール)に比べて割安で一定の需要が見込める。このため、サントリーが「金麦」、キリンビールが「本麒麟」、サッポロビールが「GOLD STAR」「麦とホップ」のビール化を発表しており、競争が激しくなりそうだ。