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ウクライナのゼレンスキー大統領が、第二次大戦中にポーランド人虐殺に関与した民族組織の名称を特殊部隊の呼称に採用し、ポーランドから強い非難が上がっている。ロシアの侵攻開始以降、最大の支援国の一つだった両国関係に悪影響を及ぼしかねない事態となっている。
ゼレンスキー氏は5月26日、特殊部隊の功績を称え、部隊名に「ウクライナ蜂起軍の英雄記念」との呼称を認める大統領令に署名した。蜂起軍はソ連と戦った組織で、ウクライナ国内ではロシアへの抵抗の象徴と見なされている。
一方、ポーランドでは蜂起軍の評価は全く異なる。ポーランド国家記憶院によると、蜂起軍は1943~45年、現在のウクライナ西部で約12万人のポーランド人の虐殺に関与した。同院は大統領令を受け「蜂起軍はジェノサイドの責任を負っている」と厳しく批判した。
ポーランドのナブロツキ大統領は、2023年にゼレンスキー氏に授与された同国最高位の勲章を剥奪するよう提案。また、ウクライナ支援を積極的に推進してきたワレサ元大統領も、襟に付けていたウクライナ国旗のピンバッジを外したと報じられている。
今回の措置は、両国の歴史認識の深い隔たりを改めて浮き彫りにしており、ウクライナ情勢における協力関係に影を落とす可能性がある。両政府間では、早期の関係修復を模索する動きも見られるとの報道もある。