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第79回カンヌ国際映画祭が12日(日本時間13日未明)に開幕する。最高賞パルム・ドールを争うコンペティション部門には、日本の監督による3作品が出品され、四半世紀ぶりとなる同部門への同時出品が実現した。過去5作品が最高賞を獲得している日本映画への期待も高まる。
今回コンペ部門に選ばれたのは是枝裕和監督「箱の中の羊」、濱口竜介監督「急に具合が悪くなる」、深田晃司監督「ナギダイアリー」の3作品。日本映画への国際的な評価が高まる中、存在感を際立たせている。
2001年には今村昌平監督「赤い橋の下のぬるい水」、青山真治監督「月の砂漠」、是枝裕和監督「DISTANCE」の3作品が同時にコンペ部門に出品されたが、いずれも無冠に終わっている。
80年近く続くカンヌの歴史で日本映画が最高賞を得たのは衣笠貞之助監督「地獄門」(1953年、当時の最高賞名称はグランプリ)、黒澤明監督「影武者」(80年)、今村昌平監督「楢山節考」(83年)、同「うなぎ」(97年)、是枝裕和監督「万引き家族」(2018年)の5作品。今村監督は2度の受賞で最高賞の最多記録を持ち、現在同監督を含め9組の受賞者がいる。
映画祭にはコンペティション部門のほか「ある視点部門」「短編部門」などがあり、「国際批評家週間」「監督週間」も併設される。このうち「ある視点部門」には2000年代以降日本映画はグランプリに届いていないが、数多く出品。今回も岨手由貴子監督「すべて真夜中の恋人たち」がノミネートされ、注目を集めている。