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中国はクリーン技術で急速な進展を遂げ、人工知能分野でも台頭している。だが、最先端の工学分野で米国が大きく先行する領域が宇宙だ。しかし、その構図も変わりつつある。
米スペースXは再使用ロケットや大型衛星コンステレーションで圧倒的な優位を築いてきた。しかし中国の民間ロケット企業はここ数年で急成長し、政府の強力な支援を背景に低コスト化と打ち上げ頻度向上を実現している。
中国のロケット勢は「商業宇宙」を国家戦略に据え、地方政府も射場や資金を提供する。これにより、ランドスケープやiSpace、ギャラクティック・エナジーなど新興企業が相次いで軌道投入に成功。一部はスターリンクに対抗する衛星通信網も構想する。
この構図は太陽光パネルや電気自動車のそれと酷似する。中国は大規模投資と量産効果でコストを下げ、やがて世界市場を席巻した。宇宙産業でも同じパターンが繰り返されれば、米国の優位性は数年で脅かされる可能性がある。
日本や欧州の宇宙関連企業は、中国勢の台頭を無視できない。技術面での差はまだあるが、スピードと規模で劣る場合は競争力を失う恐れがある。業界全体が戦略見直しを迫られている。