
「旅に出たいけれど、忙しくてそんな余裕はない」と感じるビジネスパーソンは多い。しかし、還暦を過ぎてなお世界各国を歩くビジネススクール教授・河瀬誠さんは、その考えを覆す。バックパッカー旅は単なる余暇ではなく、キャリアを飛躍させる自己投資だという。
河瀬さんは自身の経験から、旅がもたらす最大の価値は「未知に一歩踏み出す勇気」だと語る。慣れ親しんだ日常から離れ、見知らぬ土地で自分自身と向き合うことで、想像以上の成長が得られる。特に令和の時代、リモートワークの普及により長期滞在型の旅も現実的になった。
実際、河瀬さんは数十年にわたりバックパック一つで世界を巡り、その体験をビジネス教育に生かしてきた。「旅先での出会いやトラブルが、経営判断や問題解決に直結するケースは少なくない」と強調する。異文化の中での適応力や交渉力は、そのままビジネススキルとして通用する。
さらに、バックパッカー旅はコストパフォーマンスの面でも優れている。高級ホテルやパッケージツアーに比べ、現地のリアルな暮らしに触れながら、限られた予算で濃密な経験を積める。河瀬さんは「出張と旅は別物。あえて不便を楽しむことで、新しい視点が開ける」と説く。
結局のところ、旅は自分自身の枠を広げる最良の手段だ。河瀬さんは「キャリアの行き詰まりを感じたら、一度バックパックを背負って外に出てみてほしい。あなたの常識を揺さぶる新しい世界が、そこにあります」と締めくくる。令和のバックパッカー旅は、最高の自己投資なのである。