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ウクライナのゼレンスキー大統領は28日、侵攻を続けるロシア軍の攻撃で損傷した首都キーウの世界遺産ペチェルスカ大修道院で演説した。
演説で同大統領は、ロシア軍が教会やシナゴーグ(ユダヤ教会堂)など約740の宗教施設を攻撃したと非難し、「団結して聖なる場所を守り抜こう」と国民に呼びかけた。
大修道院では同日、ウクライナ憲法成立30周年を記念する式典が開かれ、ロシアの攻撃で被害を受けた各地の宗教施設聖職者も参列。非道行為を国際社会に訴え、国民の結束を促す狙いがある。
ロシア軍は今月14日夜から15日未明にかけキーウを攻撃。大修道院関係者によると、無人機が外壁上部に直撃し火災が発生、屋根などが燃えた。ゼレンスキー氏は「大修道院の大部分は無事だ。ウクライナも存在し続ける」と述べ、25年後の創建千年に向けた修復・保存の大統領令に署名した。
ペチェルスカ大修道院は11世紀建造の、ウクライナとロシアで最古級の修道院。1990年に世界遺産、2023年に危機遺産に指定された。