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トランプ米大統領は21日、イラン中部ナタンズ近くのピックアックス山の一帯を「恐らく近いうちに激しく攻撃する」と述べた。地下深くにイランが核関連施設を建設しているとされ、イランの核保有を阻止する意向を改めて示した。一方、イエメンの親イラン民兵組織フーシ派が紅海を封鎖すれば「対処する」と強調した。
ピックアックス山を巡って米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は21日、イランが昨年秋、ウラン濃縮に使う数千基の遠心分離機を山中の坑道内に移動させたとイスラエルの情報機関が分析していると報道した。分析は米側にも共有されたという。
トランプ氏は21日、ホワイトハウスで記者団に対し、遠心分離機とは別に高濃縮ウランが山中に保管されているかどうかが問題だとの認識を示した上で、周辺一帯が攻撃目標になり得るとの考えを強調した。
一方、フーシ派は20日、サウジアラビアの船舶に対する海上封鎖を宣言。ロイター通信によると、紅海に面したサウジのヤンブー港を出航し、中国とインドに向かう予定だった石油タンカー2隻が引き返し、紅海から地中海に抜けるスエズ運河に向かった。
エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の封鎖状態が続く中、サウジからの原油輸送の代替ルートとなっている紅海が封鎖されれば、原油価格の上昇要因となりかねない。
トランプ氏は記者団に対し、紅海の封鎖は「現時点で起きていない」と話す一方、実際に封鎖されれば「対処しなければならない」と話した。
また、ヘグセス米国防長官は21日の上院歳出委員会の公聴会で、対イラン軍事作戦の費用が、9月末時点の推計で375億ドル(約6兆1000億円)に達する見通しになったと明らかにした。最後に公表された5月中旬の概算と比べて約85億ドルの増加となった。